朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

寒いけれど冷たくはない 雪の日の写真

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朝から雪の予報が出ています。大人になってからは雪を楽しみにする感覚より、交通網の乱れや仕事への影響を考えてしまっていました。3年前、日本を爆弾低気圧が覆って多くの地域で大雪となりました。群馬県北部は例年積雪の多い地域なのですが、僕が暮らす南部ではあまり積もった記憶がなく、ニュースで大雪が報じられると落ち着きませんでした。

f:id:NR03:20170206225742j:plain夜になると辺り一面、雪景色。運よくというか幸いというか、休日と重なっていたので仕事の心配はどこかに飛んでいき、カメラを持って僕も外に飛んでいきました。

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雪を踏む自分の足音しか聞こえない。「雪の夜は音がない」と小説や映画などで表現されることがありますがその言い回しを実感することができました。おまけに真っ白な世界で夜なのに明るい。カメラの設定も夜景を撮るつもりだとマッシロケ。思い通りにいかないけれど、それが楽しくてシャッターを切り続けました。

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寒いけれど冷たくはない。そんな雪の夜でした。

フィルム写真の楽しみ

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群馬は今日も風の一日でした。洗濯物を干したまま出掛けるのがちょっと心配になる今日この頃です。

 

nr-photo.hatenablog.jp

 先日のお年玉で購入したPORTRAですが、一本撮り終わり撮影済みのフィルムと一緒に現像に出しました。

現像は郵送サービスへ

撮影が済んだフィルムは郵送サービス対応の写真店に送って現像をお願いしてます。1週間後には自宅のポストにフィルムが帰ってくる予定なんですが、現像を待っているこの時間が好きだったりします。撮ったその日のうちに現像して、さらにデータ化できたらそれはそれで嬉しいんですけどね。

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フィルムを待つ時間

それでも僕はこの待ち時間が好きです。あの日あの場所でシャッターを切った光景に思いを馳せながら、帰ってくるフィルムの写りを想像して浮足だっているわけです。僕の場合、フィルムで撮るという事は「どう撮れているか分からない」という不確定な要素も含まれます。フィルムで撮るようになって6年が経ちますが、未だに露出を読み切れず失敗してます。その一方でフィルムと写真店の方の現像技術が相まって予想外の凄い一枚が生まれる事もあります。現像から戻ってくるまで、どんな風に撮れているか分からない。その不確定な部分も僕にとって楽しみの一つです。

 

Zenza Bronica S2

…なんて余裕をかましつつ、本当はどうか写っててくれ!と祈りながらフィルムの帰りを待ってます。写ってますように、と気持ちをフィルムに託してシャッターを切ると、撮れた写真とそこに写っている日常に愛着が湧くんです。好きなものが増えるのはいいですよね。だからフィルムが楽しいのかもしれません。

残りのフィルム

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フィルムを早く現像に出したい時に限って、あと5枚分残っていたりする。5枚なら、何とか撮り切ってやろうとムキになって被写体を探して撮るんですけど、そういう時はまぁー無残な結果しか撮れないんものです。同じ被写体を撮るにしても、目的が「撮ること」と「フィルムの単純な消費」では全く違う写真になると思います。

残りの5枚でいいもの撮ったる!というポジティブな意気込みでバンバン撮るのはいいですけどね。とりあえず撮り終わろう、は僕がやったら失敗する。やるなよ!絶対やるなよ!と言い聞かせながら、残り5枚のフィルムカウンターを見つめています。

言えないし癒えない

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本来、休みである日が出勤に変わることほど体に毒なことはない。精神的なダメージがきついですよね。

予定ではカメラを持って街中をぶらつき、定食屋でから揚げ定食を食べるはずだったんです。そのあと靴でも見に行こうと思って。そして本屋に寄り、併設してるカフェでのんびり悦に入るんです、めっちゃ充実した休みだなぁ、と。16時くらいになったら、ちょっと小高いポイントまで車を走らせて夕焼けを撮って終了。最高の休日のはずだった。

 

今から出勤ですが、こんな日はポイズンですよ。


POISON - 反町隆史GTO

30歳のお年玉

 

光と影

久しぶりにPORTRAを買ってきました。
ポートラ。久しぶりにこの文字を打ちました。使用するのは2年ぶりかもしれません。値段を見るとちょっと腰を抜かす金額になってますしね。普段なら購入をためらう所ですが、今回は心強い後押しがありました。

 

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空っ風

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まだまだ冬の底という日が続いています。この時季になると空っ風が吹きすさび、北窓のサッシは砂っぽくなるし、運転していれば車体が揺らされ、肌から潤いが奪われていきます。とにかく風が強く空気が乾いている上州の冬。

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部屋の窓から

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以前住んでいたアパートは朝の空を撮るにはとても恵まれた立地条件でした。早番シフトの妻を見送ると、太陽が昇りはじめます。顔を洗いカメラの準備をし終える頃には、部屋の窓からきれいな朝焼けを見ることができました。 

 

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今の部屋は朝焼けを上手く撮れません。物理的にというか、技術的にと言うか。けれどそのかわりに、いい光が部屋の窓から差し込んできます。部屋の写真が増えたのはこの光のせいかもしれません。