朝から雪の予報が出ています。大人になってからは雪を楽しみにする感覚より、交通網の乱れや仕事への影響を考えてしまっていました。3年前、日本を爆弾低気圧が覆って多くの地域で大雪となりました。群馬県北部は例年積雪の多い地域なのですが、僕が暮らす南部ではあまり積もった記憶がなく、ニュースで大雪が報じられると落ち着きませんでした。
夜になると辺り一面、雪景色。運よくというか幸いというか、休日と重なっていたので仕事の心配はどこかに飛んでいき、カメラを持って僕も外に飛んでいきました。
雪を踏む自分の足音しか聞こえない。「雪の夜は音がない」と小説や映画などで表現されることがありますがその言い回しを実感することができました。おまけに真っ白な世界で夜なのに明るい。カメラの設定も夜景を撮るつもりだとマッシロケ。思い通りにいかないけれど、それが楽しくてシャッターを切り続けました。
寒いけれど冷たくはない。そんな雪の夜でした。