Asayake Film

群馬の日々を写真で綴ります

暮らしの跡

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 僕が中学に上がるまで、家族4世代で暮らしていた家。この写真に写っているのは、ひいばあちゃんの部屋だった場所。初ひ孫(そう呼ぶのか知らないが)だったのでだいぶ可愛がってくれた。この部屋に行くには

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この廊下を通らなくちゃならなくて、小さい時はここが怖かった。今でも記憶がそうさせるのか夜はちょっと近寄りがたい気がする。

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お勝手。キッチンじゃなくてこの場所はお勝手。近所のじーちゃん、ばーちゃんがふらっと茶を飲みに来ていたもんだ。その為か湯呑やらお茶請け用の小皿がうちには沢山あった。勝手口の脇に腰かけて一緒になってお茶なんか飲んでちょっと大人の気分を味わってた少年時代。
最近「お勝手」が日本語から消えかけているらしいけど、確かに僕自身も遣っていない。生活様式が変われば、言葉も変わる。
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ひいばあちゃんがこのハサミを使っていた事を今思い出した。見つけた時はただのハサミとして撮ったが、写真を見た瞬間、これひーばあちゃんのだ!と一人衝撃を受けた。花も新聞もこれで切っていた。

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障子と椅子。大正ロマンていうのはこういう和洋折衷がもっとうまい事混ざっていたんだろうけど、昭和のものはなんていうか独特だ。

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 窓越しの光にさえ、どこか懐かしさを感じる。僕たちの暮らしの跡。