おはらい町の朝は心地良い静けさがあった。
開店前のため、パラパラと内宮への参拝客が店先を歩くくらいだけれど、なんとなく昼の賑わいを想像できる佇まいだ。
新しそうな店舗がいくつかあったけど、街の雰囲気を壊すことなく上手く溶け込んでいた。景観条例?みたいなのがあるのかなと思い調べてみたらやっぱりそうだった。
伊勢市のように景観地区を設けて、動いていくのは良いことだと思う。何もせずきれいな景色がなくなるよりは、賛否両論巻き起こしてとりあえず何かの取っ掛かりを作るのは大切なのかもしれない。絶対簡単なことではないと思うけど。
内宮から戻ってくると、店の開店時間とうまい事タイミングが合っていたようで、通りが観光客で賑わっていた。店先から聞こえる呼び込みの声もいい雰囲気。
この辺から買い食い・食べ歩きを開始したんだけど、朝飯を軽めにしておいて正解だった。
路地裏もいい感じ。ここも木漏れ日がきれいで、店より影を追ってしまう。
いい店も沢山あるし、きれいな景色もあふれていて散歩好きにはたまらない。丸一日ここで楽しめそうだ。遠いけれど、それでもまた来ようと思わせる魅力がつまった素敵な場所だった。