妻の実家で見つけた謎の飾り。玉ねぎを吊るすのはうちの近所でも見たことあるんだけど、フライ返しとセットになってるものはなかなかお目にかかれない。
そして狙ったかのような蔦。こういうものを見つけると撮らずにはいられない。
優しさ
最近よくこのポーズをするなぁと思っていたんだけど、どうやらこれはカメラを構えているポーズらしい。写真を撮ることが彼の生活の中にもちゃんと存在しているんだなぁ。なんだか嬉しい。
大きくなったらきっと映るのが嫌な時期があると思うんだけど、それまでは撮らせて欲しいなぁという親のエゴ。彼のお友達よりきっと写真は多いはずだ。それがいいか悪いかは別として、将来幼少期の写真が必要になったとき選べる写真の幅が広がるよ。
僕自身、両親が撮ってくれた家族写真の大切さと優しさに気づいたのは自分が結婚したタイミングだった。両親が何を意図して撮ったのかは分からないし、シンプルに家族写真を残そうって気持ちだけだったかもしれない。でも、残そうと思って、現実に残っている素晴らしさを今になって感じている。
写真は目の前の光景を撮ると同時に撮影者の眼差しでもあると思う。そう気づいてから見返す家族写真は何よりも優しいと思う。そして子供に対して優しくありたい。
ステップ
実家がプリンタを新調した。どんなものかと試しに写真をプリントしてみたら、これはなかなかいいじゃない。家庭用の、しかも上位機種でもないプリンターなんて、と馬鹿にしていたけど、僕の方がおバカでした。これから月末にその月に撮ったお気に入りを数枚プリントすることにしよう。
プリントも奥が深いと言うけど、はじめの一歩を踏み出すことが大事だと思うんだなぁ。
未だ自家現像の足踏みは続く。
憂鬱な月曜、土産の蜜柑
月曜は大人も子供も憂鬱なんだよなぁ。頑張って幼稚園行ってんだなぁ。
園に行っちゃえばいいんだろうけど、玄関を出て車に乗るまでがつらいみたいだ。君は2歳なのに偉いよ。お父さんなんてね、年少さんの時でも泣きながら行ってたもの。立派よ。
昨日、冷蔵庫の野菜室を開けて「ミカン無いねぇ」と言っていた。仕事中ふいにその光景が頭に浮かんできて帰りにスーパーに寄ってミカンをお土産に買った。家に帰ると息子がミカンを食べていた。妻もミカンを探す姿を見てつい買ってきたらしい。
ハートウォーミング。
比重
今朝、息子の食欲が爆発して僕の弁当の分から息子へ補填することになった。最近妻より食べるようになって驚いている。この写真は引越し前。この時は米を食べてくれなくて困っていた。あの時、食べなかった分を今取り返しにきてるのかってくらい食べる。
FM2で撮った写真っていいなぁって思う。と言っても写真としての映りの良さのことではなく、撮ろうと思った時に撮れるカメラってところがいいなぁと思う。残念ながらカメラの機構やレンズの作りによる映りの違いは分からないんです。分かったらさらにFM2が好きになるんだろうな。
とにかくFM2の取り回しの良さと、頑丈なところには感動します。
僕みたいに子どもや周りの人を撮ってる人間にとって、どう撮るかよりもどう残すかの方に比重がある気と思うので、その点からもFM2はとてもいいカメラだと思う。
相生
妻の祖父の家にて。窓際に射し込む光が僕は好きです。被写体が何割か増しに見える気がする。僕も窓際に佇めば二枚目半くらいにはなれるでしょうか。
こちらは水平がとれてるか試されるタイプの窓。息子の目線の高さに合わせて撮ればよかった。
妻の祖父が亡くなって数ヶ月が経ち、法要も一区切り。主のいなくなった家というのはずいぶん静かなものだなぁ。なんて思った矢先、息子がまぁ騒ぐこと。
息子を含めたじいちゃんのひ孫たちは騒ぎたい盛りなので葬儀の時もなんだか会場が賑やかだった。子どもたちの元気な声とじいちゃんの人柄も相まって、寂しいけれど悲しくはない、そんな雰囲気が漂っていた。
まわりみち
こんな僕でも写真を撮ってるってだけで周りの人にカメラを買うなら何がいいかと聞かれる事がある。今年の夏は増税前の駆込み需要で数人からオススメのカメラを聞かれた。
趣味で写真を撮りたいっていうよりは、せっかく撮るならいい写真を残したいと思ってる人が多かった。そういう目的なら最新のスマホに変えるのがいいよ、と答えた。最近僕もスマホを新しいものに替えたんだすけど、スマホっていうよりスマカメじゃん?てくらい写真がきれいに撮れて驚いた。でもやっぱりカメラを使って撮ってるときが楽しいんだよなぁ。決してスマホの写真がダメってわけじゃなく、むしろ凄くいい写真も撮れるけど、僕はわざわざカメラを引っ張り出して撮ることが面白い。なんなら撮った写真をわざわざ編集したり、今なんて自分でフィルムを現像してみようと企てている。わざわざが好きなんだ。
写真だけではなく趣味というのは回り道をいかに楽しむかってことだと思う。