朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

伊勢の旅 伊勢神宮 外宮編

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伊勢神宮が外宮と内宮、そしていくつかの別宮・分社から成るものだと知ったのは、今回の伊勢旅行が決まってからのこと。なんとも恥ずかしい話だ。そして、正面に構える大きな鳥居を撮り忘れるとは恥の上塗り…くやしすぎる。…きっとここには撮ることを忘れさせる何かがある。そう思いたい。

でもやっぱりくやしい。

 

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ここでは境内のことを域内と呼ぶらしい。とにかくその域内が広く、僕の持つ神社のイメージとだいぶ違う。言葉が雑だけど、森のイメージに近い。静けさと大きさを感じさせる場所だ。

 

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域内の木漏れ日に目を惹かれる。

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参道、池、さらには樹木にいたるまでいい光に照らされていた。苔むす、息吹、生命力、そんな言葉が頭に浮かんだ。

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そして日の光を受けた緑が優しい。ふだん身の回りで見る光や緑と同じはずなのに、神宮内であると思うと一気に神聖さが増す。

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古殿地
前回の式年遷宮まで拝殿があった場所。次の遷宮の際には現在の拝殿が古殿地になるということなのか。遷宮は1300年続く祭事だと知り、この場所に流れた時間に見惚れていた。しばらく景色を眺めていたら「ここは撮らないの?」と妻に言われ我に返りシャッターを切る。写欲ごと浄化されそうになった瞬間。撮ることを忘れさせる何かはやっぱりある。

 

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別宮 土宮
他の別宮はすべて南を向いているが、この土宮だけ東向きとのこと。ここだけ東向きという所が何だか好き。他の別宮では人が多くて迷惑になりそうだったので写真は遠慮。

域内の本宮は神聖な場所であり、心静かにお参りするためだけの場所であるとする理由から撮影禁止になっている。これはごもっともだ。僕も心静かにお参りしてきた。

 

 

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帰りがけに空を見ると飛行機雲が浮かんでいた。明日は雨かと少し不安になったが、明日の行き先を思うと雨が降るとは到底思えなかった。