朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

野菜作りとRAW現像

今年は、お義母さんの手ほどきで家庭菜園をやった。2年前にもちょっとやったけど、その時は個人的に野菜の世話にあまり興味がもてなかった。それがどういうわけか、今年は"頑張って育てなきゃ"という心持ちに変わった。人間、何をきっかけに変わるか分からない。

 

 

お陰様で夏野菜を使った料理をたくさん楽しめた。個人的に気に入った夏野菜の献立は山形の郷土料理”だし”だ。保存も効くので常備菜としてもいいし、ご飯から麺類まで相性がよく食欲減退気味でもパクパクいける。野菜のおいしさをシンプルに楽しめた。

ナス、キュウリ、大葉、ミョウガ、だしの素と言っても過言ではない夏野菜四天王が全部庭で採れた喜び。だしが食べたくて四天王を育てたわけではないけれど、いいチョイスだった。大葉とミョウガに至っては数年前に植えたら勝手に生えてくるようになったのでかなり重宝している。ほぼ無課金のサブスクみたいな感じだ。自分で作ったものを食べることで、野菜作りがたのしくなって来たのだと思う。

夏野菜がうまくいったので、今度は冬野菜に挑戦する。これまたお義母さんから分けてもらった苗を植える。今のところ我が家の野菜作りは上手くいってる。ただ、これってお義母さんから分けてもらった苗のポテンシャルのお陰かもしれない。野菜作りの知識がないので分からないけれど、もしかすると苗の状態までもっていくのが大変なんじゃないだろうか。

つまり、今はいいRAWデータをもらってRAW現像しているのと同じだ。そりゃぁいい写真になりますよ。でも、考えようによっては、現像で元のデータを台無しにする可能性もあるわけで。そういう意味では、今回の野菜作りは、お義母さんの苗の良さを活かしつつ美味しく育てることができた。そういう風に胸を張ってもいいのかもしれない。