朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

青蜜柑の夢

みかんの摘果をしてきた。本来は7〜9月にするのがベストらしいけれど、すっかり忘れていてこのタイミングになってしまった。

放ったらかしでも実るけれど、小ぶりだし、酸っぱいし、あまりいいことがない。それに鳥にだって狙われやすい。鳥はご丁寧にも大きく色付いたものを狙う。きちんとしてるんだよなぁ。見ず知らずの鳥に食べさせるより、せっかくだから家族で食べたい。切実に。


摘果してる時、蜜柑のいい香りがする。色付いていないためか、少し青い匂いがする。うまく表現できないけれど、蜜柑の香りをさらにさわやかにした感じ。鳥が食べたくなるのも分かる気がする。

袋詰めを終えたところで、写真撮ってないことに気づいて地面に戻す。
摘果して捨てるのはもったいないので、妻が加工してくれる。定番のジャムは柑橘好きとしてはたまらない一品だ。昨年はジャムのほかに柚子胡椒みたいなやつとフレッシュジュースが食卓に上った。柚子ほど皮の風味が強くないので、柚子胡椒風の加工はちょっと不向きかも知れないとのこと。妻も僕もフレッシュジュースを結構気に入ってよく飲んだ。今年も青蜜柑を味わう秋を迎えられて嬉しいな。

 

色付く前の蜜柑を『青蜜柑』と呼ぶらしく、秋の季語にもなっている。草木や農作物はどの季節の季語になっているか分かると、旬や、管理に必要な摘果などもわかって面白い。今まであまり見向きもしなかった庭の草木から季節の巡りや、もっと大きな時間の流れを感じるようになった。

柿の木は数代前のご先祖様が植えたわけだけれど、会ったこともない僕や子どもたちが今も秋になる度にその恵みを味わっている。金木犀は同じように、今は令和の風に乗って僕たちを癒してくれる。蜜柑は両親が植えて昨年は孫たちと一緒にミカン狩りとジャム作りを楽しんだ。
僕たちはどうしようかな。大勢の人は無理でも子どもや孫たちくらいには何か残してあげられたらいいなぁと思っている。