朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

写真撮り冥利

新入職の方の社員証用の写真を撮った。職場の中でいちばん撮影の条件が良さそうな場所で撮って、せっかくだからRAW現像した。今日そのデータをお渡ししたら、予想以上に感動してくれた。

 

「もっと証明写真ぽいものになると思ったけど、なんだか柔らかくていい写真です」と言ってもらえた。写真趣味冥利に尽きる。嬉しいな。毎日カバンにカメラ入れてきてるし、僕が撮りますよ、とこっちから提案して撮らせてもらったので趣味の搾取感はゼロです。

蛍光灯下内臓ストロボパシャ-っとやって撮って出しの写真に比べたらいい写真が撮れたと思う。ちなみに僕の社員証の写真は蛍光灯下内臓ストロボパシャ-撮って出しです。見方を変えればエモい社員証になってるのかも。

 

人物の写真が肖像写真になるか画一化されたショーメー写真になるかの線引きは何だろう。技術や知識、機材はもちろんなんだけど、そのほかにも様々な境界線てほどハッキリしてはいないと思うけど、プロの方や、いい写真撮りの方が撮影した肖像写真はやっぱり圧倒的な何かがある。

 

数年前、フィルムで撮影している方のブログをよく読んでいた。その方はブログで、趣味で写真を撮っている人たちのことを「写真撮り」と呼んでいて、なんだかいいなぁと思た。カメラマンじゃなく、フォトグラファーでもなく写真撮り。海沿いをフィルムカメラを提げて撮り歩いている方だった。その方は確かに「写真撮り」という佇まいがあった。今はブログの更新は止まっているけど、この春も海沿いで写真を撮っているんだろうか。

僕も写真撮りでありたいなぁなんてことを思います。