温泉街、農村、木造校舎など地域の景色の中に芸術作品が展示されているんですが、芸術作品と地域の生活が混ざり合い、その境界線が曖昧な様子が僕は好きです。芸術と言われると取っ付きにくさがありますが、楽しい、面白い、よく分からないという具合に自分の中で何かしら感情が動けば十分その作品を鑑賞できたと言っていいんじゃないでしょうか。
今シーズンは息子誕生でテンヤワンヤなので行けませんが、来シーズンは行きたいなぁ。そんな希望を胸に、前シーズンの様子をどうぞ。
友人たちと行って来たのですが、人によって見てるポイントが違うのでその差を知ることも面白かったです。最初に回ったのはビエンナーレの総合案内があるエリア。街中で実際に営業してる店舗や工場が展示場所や作品そのものにらなっていたりするので、街に溶け込んだ作品を見つける瞬間も楽しめました。
中之条という地域、とても広いので一日で全ての展示エリアを回るのは厳しいかもしれません。そんな時はビエンナーレのエリア内はいくつか温泉地が含まれています。その中の一つ、四万温泉に泊まるのもいいと思います。四万と書いてシマと読みます。この四万温泉の素晴らしさについては、maeさんの記事を見て頂ければ伝わると思います。こんなにも群馬を褒めて頂けて嬉しかったです。
四万温泉の歴史は長く、街並みもいい感じの経年変化があります。温泉宿は老舗旅館が多いのですが、きちんと今のニーズに合わせて動いてる感じがしてその辺も好感が持てます。
そしてこの辺の写真から学校をそのまま展示の場にしたエリアです。卒業してしまうと学校に行くなんて機会はほぼないので校舎の中に入るだけで昂ぶりました。最近は防犯上の理由もあって卒業生でも気軽に学校に立ち寄ることが出来ないのでそういう意味も含めて楽しかったです。
教室が一つの展示スペースになっているので、一気に沢山の作家さんの作品を鑑賞するには学校がいいかも知れません。ビエンナーレ内に2.3箇所くらい学校を舞台にした作品があったと思います。
ぜひ次のビエンナーレへ。群馬が待っています。