朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

写真で感動したこと― Bronica S2 ファーストロール

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6月6日は6×6の日だからブロニカで撮ったファーストロールの写真をアップしようと思っていたのに気が付けば6×7の日も過ぎてしまい今日は6×9の日です。6×9判もいつかはお目にかかりたい。とりあえず6×6の日は過ぎてしまったけど、66記念ということでブロニカのファーストロールをアップします。遡ること4年前、2013年初夏の記録。

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最初のブロニカ写真。しっとりしていて綺麗だなぁというのが第一印象。ブローニー自体が初めてだったので写真の綺麗さに驚いた。しっとり柔らかい写りはフィルムらしいけど、粒状感が目立たず滑らかな写りはフィルムっぽくないなぁと感じました。と言うのもブロニカで撮るまでは、「フィルム=粒状感」みたいな印象があったので、フィルムなのにこんな滑らかに写るのかぁと写真を見て感動しましたね。

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はじめてのウエストレベルファインダーは像が左右逆転していることに驚き、水平をとることの難しさ知る。いまだに水平をとることには悪戦苦闘しているわけです。そしてはじめての単体露出計も使い出すわけなんですが、これを機にちゃんと光の具合を見ようという気になりました。露出計の値段がブロニカより高かったことも忘れられない思い出。ブロニカが破格だったという事もあるけれど、露出計というのは結構なお値段するものです。ちなみにスタデラではなくツインメイトの方です。

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一枚目と同じ構図でもうもう一枚。もしかしたら露出ミスったかなと思い、シャッタースピードを変えて撮ったもの。確かにこっちの方が一枚目より光の具合が自分の好み。一回で撮れたらいいのになかなかどうしてって感じです。

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葉脈と陽射しが好き。この写真もやっぱり感動した記憶があります。この頃から道端の草なんかにも興味をもちはじめた。レンズはNikkor-P.C 75mm F2.8 が付いていました。コーティングの有無でまた違いはあるらしいけれど、これが標準レンズとされてるものらしい。50cmくらい寄って撮れたはず。

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葉の緑がきれい。トタンとのコントラストがいい。植物が人工物を圧倒するさまって好きだ。真四角のフォーマットに戸惑いつつも楽しんでいる。

 

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ブロニカ初のポートレートは僕の小さき親友。君の瞳にピントを合わせたはずなのに、キョウリュウゴールドにピンが来てしまっている。

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あくまで個人的な感想だけれど、アイレベルで構えるよりウエストレベルで構えて撮る方が、被写体になる人を身構えさせてない印象があるんです。ふだん家族や友人の写真を撮っていて、アイレベルだと「撮られてる感」が強いようだ。一方のウエストレベルだと、ビデオを回されてるような感じがするらしくあまり気構えないとのこと。仰々しく感じるかと思いきや、ウエルカムな感じが強い。向こうから撮ってと声を掛けてくれる事もあるので人が集まる時にはブロニカははずせない。

 

 

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真四角で日の丸構図、大好きです。地面がボケてその先の被写体が浮かび上がるような構図、よく撮ってる気がする。

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何撮りたいかよく分からない写真だけど、ブロニカは地面スレスレのローアングルで構えるのがとても楽しい。ローアングルでも寝そべらずに撮れるのは嬉しいところ。暗くて三脚必要なときでも、地面に直置きでなんとかなる。

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ローアングルで愛犬を。動物とローアングルは相性いい気がする。床すれすれで構えるとちょうどこいつの目線とピッタリの高さ。シャッター音でいつも驚かせてしまうけど、いつも撮らせてもらっている。と書きつつカメラ目線でない写真を載せてしまう。

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そして最後の一枚。これがファーストロールの中で一番すきな写真です。ファーストロールという括りではなくブロニカで撮った中でもかなり気に入ってる一枚。少し湿度を感じさせるような雰囲気を持ちつつ澄んだ描写と言うんでしょうか。この表現であってるか分かりませんが、何が好きって見た瞬間、感動したから好きなんだと思う。

かさばるし、重たいので携帯性なんて度外視。けれど、今まで色々なシーンを撮ってきた中で、感動した写真はいつもブロニカで撮ったものだった。だからいつもブロニカを提げて出掛けたくなるし、きっといい写真が撮れるんじゃないかっていう期待を持たせてくれる。その期待に自分自身で応えらるようデカいシャッター音を響かせながらこれからもブロニカで撮っていきたい。

ハナミズキ

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先日、仕事終わりにちらっと実家に顔出した。この日は伊勢土産を持って行ったのだが、気付けば夕食を頂き、野菜や米、お菓子など大量のお土産を持たされていた。お土産を持って行ったつもりだったのに、いつも倍返しされている。なんというか頭が上がらない。

さて帰るかと外に出たところ「ハナミズキが今年もきれいだよ」と母に声を掛けられた。時間は夜の8時過ぎで、辺りは暗く言われなければ花に気付かなかったかもしれない。

そう言えば毎年このハナミズキの写真を撮っていた。実家に住んでいた時は庭に出ればいつでも撮れるので重要視していなかったけれど、家を離れてみると急に大切なもののように感じて、恒例行事となったハナミズキ撮影を途絶えさせてはいけない気がしてきた。
幸いにも翌日が休みだったので、満開の時期を撮ることが出来そうだった。僕が「明日もちょっと寄るよ」と言うと、母はちょっと驚いていたけれど嬉しそうでもあった。

トルトラナイ

「なにも旅先で撮らなくても」

 

f:id:NR03:20170529203335j:image窓の外の葉によって緑色に照らされていた。いい光だ。だけど決して落ち着く場所じゃない。

 

 

f:id:NR03:20170529203743j:image葉のピクセル。画素数とdpi。調べては忘れ、聞かれては調べを繰り返す。

 

f:id:NR03:20170529203838j:image射し込む木洩れ日。木洩れ日ばっかり撮ってる。日差しと緑がきれいなんだからしょうがない。

 

f:id:NR03:20170529204023j:imageそして夏へ。木洩れ日を追っていたらこの場所へ。グイーンと勢いづいたカーブが夏を感じさせた。もう初夏なんだ。

 

旅先であっても写真は自由だ。

おかげ横丁

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おはらい町に隣接したエリア。飲食店からお土産屋など様々な店が軒を連ねる。こうした賑わいの中にいると財布のひもが緩みます。

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木漏れ日を追いかけてきたら、そこには焼きチーズタルトの看板が。食べない選択肢はありません。今回もすぐに食べてしまったので写真はない。

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ペットを連れた人もよく見かけた。犬もお蔭参りするより家族と一緒の方が楽しいだろうな。

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朝から腹具合をセーブしてきたつもりなのに、気が付くと結構ハラいっぱいになっていた。

おはらい町の景色

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おはらい町の朝は心地良い静けさがあった。
開店前のため、パラパラと内宮への参拝客が店先を歩くくらいだけれど、なんとなく昼の賑わいを想像できる佇まいだ。

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新しそうな店舗がいくつかあったけど、街の雰囲気を壊すことなく上手く溶け込んでいた。景観条例?みたいなのがあるのかなと思い調べてみたらやっぱりそうだった。

伊勢市のように景観地区を設けて、動いていくのは良いことだと思う。何もせずきれいな景色がなくなるよりは、賛否両論巻き起こしてとりあえず何かの取っ掛かりを作るのは大切なのかもしれない。絶対簡単なことではないと思うけど。


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内宮から戻ってくると、店の開店時間とうまい事タイミングが合っていたようで、通りが観光客で賑わっていた。店先から聞こえる呼び込みの声もいい雰囲気。

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この辺から買い食い・食べ歩きを開始したんだけど、朝飯を軽めにしておいて正解だった。

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路地裏もいい感じ。ここも木漏れ日がきれいで、店より影を追ってしまう。

 

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いい店も沢山あるし、きれいな景色もあふれていて散歩好きにはたまらない。丸一日ここで楽しめそうだ。遠いけれど、それでもまた来ようと思わせる魅力がつまった素敵な場所だった。

伊勢市観光協会/おはらい町・おかげ横丁

朝の赤福本店

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目の前には新緑と五十鈴川。手元には赤福餅。贅沢な朝だ。
食い気が先行し、新緑と五十鈴川を撮り忘れる失態。

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食い気にフォーカス。

f:id:NR03:20170526110749j:plain店内と店先の雰囲気ももっと撮っておけば良かった。食い物が目の前にあると、もうそれに意識を全て持っていかれてしまうのでしょう。
僕の食い気は置いておいて、きれいな景色と甘味で最高の朝を過ごせた。

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朝のおはらい町

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内宮へ向かう前におはらい町を散策した。通りの中心へと進んでいくと、前からスーツ姿の一団がやってきた。休日の朝にスーツの団体さんなんてなんだろうと思い、彼らが入っていく敷地を見ると神宮道場という看板がかかっていた。調べてみると神宮が管理している神職の研修・養成施設を行う場所とのこと。つまりスーツの皆さんはここで行われる研修にやってきた神職の方々というわけだ。

f:id:NR03:20170519010421j:plainそういえば大学の選択科目で神道に関する講義を受けた事を思い出した。担当教授いわく、日本人の生活様式神道は切り離して考えることはできないらしい。宗教というより文化と言えるというようなニュアンスの事を言っていた。意外ときちんと講義を聞いていたみたいだ。結構おぼえているもんだ。
古い町並みの持つ懐かしさのせいなのか、いろいろ思い出が流れてくるが立ち止まってはいられない。なぜならこの先で赤福本店が待っているから。思い出より目先の食い気。