毎年12月30日に友人たちと県内の寺社に出掛け、美味いものを食べ、くだらない話をする事が僕たちの恒例行事になっています。2016年の行き先は群馬県西部に位置する太田市内にある寺院、大光院。そしてその北部に構える金山城址。
太田金山子育て呑龍
群馬には県内の名所や偉人、風土などを詠んだ「上毛かるた」という郷土かるたがあり、子ども時代を群馬で過ごした人の大半は読み札を覚えてます。僕は大半ではなくとっとだけ覚えてますよ。この大光院はカルタの中で「太田金山 子育て呑龍」という読み札で登場する為、群馬県人には耳馴染みのあるお寺なんです。子育て呑龍という通称から分かるように、大光院は子育てや安産祈願のお寺として知られています。今回一緒に行った友人のところに2歳の女の子がいるので、その子の健やかな成長を祈ってこようじゃないって事でこちらにお邪魔しました。
大晦日ではなく30日ということもあり、参拝客は少なめ。境内では出店や社務所で初詣の準備が進められていました。今回は静かな境内でしたが 初詣では賑わっています⇒大光院の初詣
おみくじを引いて、お守りを買い、次の目的地である金山城址に向かいます。
金山城址
金山城は戦国時代に作られた山城。山城というのは山全体の地形を利用して作るものだそうで、山全体に石垣や堀切が巡られていました。家に帰ってきてから少し調べたら結構貴重な史跡らしいです。
石垣や石敷きが多用されていることで、従来、戦国時代の関東の山城に本格的な石垣はないとされた城郭史の定説が金山城跡の発掘調査で覆されました。(太田市ホームページ))
その場でもっと貴重だという雰囲気を感じておけばよかった。それにしても定説を覆した城跡が地元にあるとは驚きでした。
車で山頂付近まで登って行くと駐車場があります。意外と車が多く、僕らが帰る頃には更に停まっている車が増えていました。この駐車場から山頂に向かって歩いていきます。
僕も撮ってもらえば良かったと後悔。記念写真は撮るべきですね。
山城ですが登山装備はいらないと思います。ただ、足元は砂のままであったり石敷きや木の根が飛び出ている所があるので動きやすい服とスニーカーであれば問題ないかと。小学生くらいの少年やご年配の方も経路を元気に歩いてました。
平成になってから整備事業できれいに整えられ戦国時代の姿を取り戻したそうです。
失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが、来てみれば石垣のスケールが大きくとても見ごたえがあり、写真を撮っててとても楽しい場所でした。もっといろんなパターンで撮っておけばよかったと後悔してます。
近いうちに再訪しよう。
山城の山頂?からは関東平野を見渡せます。この日は天気が良かった為、富士山の頂上を見ることが出来ました。この場所からさらに上へ進むと新田義貞公を祀った新田神社が鎮座していました。
自分の地元もけっこう面白いなぁと思った小旅行でした。未開の地ぐんまーと呼ばれていますが、案外地元民こそ地元の良さに気付いてなかったりするものですね。