職場で編纂される冊子の寄稿文に「文は人なり」の言葉とそれにまつわる事が書かれていた。文章には人の性質、気遣い、受けた教育など自分というものが投影される。自分の分身である文章が他人を傷つけてしまう事があるなら、それは恥ずべきことだ。
文で誰かを勇気づけるとなるとまたまだ文章力、人間力ともに道半ばだ。誰かの背中は押せなくても、同じように暮らしてますって事実が伝わるだけで僕は本望です。子供の頃、夜眠れなくて不安で泣いていた僕によく母が言っていた。
「今も働いたりご飯食べたりしてる人がいるんだよ。起きてるのはあなただけじゃないから大丈夫」
自分の他に起きている人がいる。その事実だけで随分と安心できたのを覚えています。
「あなただけじゃない、僕もそうなんです」僕の文章ではこれさえ伝わればOKです!