朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

旅とメシと写真

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鬼怒川からの帰りに日光にあるこちらのカフェに立ち寄りました。
レトロな家具で統一された店内。凄くいい雰囲気でした。なんて言うんでしょう、いい感じに力が抜けてるというか、塾れてるというか…とにかく居心地よかったです。

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僕なんかがレトロな家具を揃えたって、片付けられない汚部屋みたいになりますよ。センスのいい人って、モノの価値を殺さず、置かれた場所を活かす力なんだと思います。個々を見る視点と、全体を見渡す視線の両方のバランスがいいって言うのかな。…いい塩梅です。実際にこの席で感じた印象をそのまま写せていてよかった。写真上での雰囲気って光の加減に頼る部分が大きいと思います。雰囲気のある室内は暗すぎても明るすぎても雰囲気ぶち壊してしまうので、いい塩梅の所にうまく露出を合わせられると嬉しいです。

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f:id:NR03:20170415214110j:plain料理の写真はいつも撮り忘れがち。僕は「くみあげゆばのとろゆば丼」なるものを頼みました。日光と言えば湯葉ですからね、旅先ではやっぱりその地のものを食べておきたいです。湯葉丼なので、なんか超ヘルシー志向で食い応えがなかったら嫌だなぁと思っていたんですけど、とても美味かった。オシャレだけどちゃんと「丼もの感」があって最高でした。旅行は観光地に行って、その光景を目に焼き付けるのも大事ですけど、それと同じくらい旅先のメシで腹いっぱいにすることって大事ですよね。

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自分の中にもカメラ女子の欠片があるのかも知れないと思ったワンショット。

 

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窓際の益子焼。今回は日程的に厳しかったので益子に足は伸ばせなかったけど、今月末から始まる益子陶器市にはぜひ行ってみたい。賑わいがいい感じでしょうねぇ。今から楽しみです。
そして、料理に続いて撮り忘れてしまったけど、フィルムカメラとフォトブックのようなものも飾ってありました。もしかしたらお店の方も写真を撮るのかもしれない。

f:id:NR03:20170416002359j:plain日光に出かけた時に寄りたい店が増えました。

www.lancatlgue.com

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カフェ入口となりの「たまり漬」の看板パワーが凄かったです。カフェで一服したあと、そのパワーに魅せられて僕たちはチーズたまり漬をお土産に買ったのですが、このパワーから想像できないまろやかな美味でした。

桜と雨

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せっかく弁当を作ったんだから桜を見ながら食おうじゃないの。ブルーシートより車のシートの方が快適だし、意外と桜も見やすい位置に咲いていて、これはこれで特等席。

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お品書きはオニギラズでした。僕のファーストオニギラズでした。具は肉味噌とナムル。極上でした。車内がごま油フレグランスで満たされましたが、ごま油好きなので問題ありません。弁当を食べ終わる頃には雨も小降りになってきて、これならしばらく歩けそうだと傘とカメラを持って外に出ました。

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こんなのも雨が降らなければ撮れない。もっと雨の日も出掛けてみないと。

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空気が湿って、景色が濃くなるのも、雨の日の恩恵だと思います。いつもの景色がちょっとよく見える。濡れ髪を見て、艶っぽいと感じるのと同じ原理なんでしょうか。ちょっと原理は分かりませんが本能をやられる感じがします。

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写真の土管みたいものは水力発電に使用する水を通す為の管です。この管がダムからこの先のサージタンクと呼ばれる塔のようなものまで引かれています。

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銅像は、この発電所を開設した浅野総一郎氏。この発電所の名前は「佐久発電所」といいます。しかし県内に「佐久」という地名はありません。なぜ「佐久発電所」なのか。それは総一郎氏が奥様の「作」さんの雅号である「佐久」から採ってこの名を付けたそうです。総一郎氏の銅像が見ている景色は桜だけではないってことですね。

総一郎氏にはまだまだ遠く及びませんが、次の春もこの桜を見に行こうと妻に言ってみました。

桜と人

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「桜の写真は撮っておかないと」
カメラを持つ多くの方がこうした使命感にも似た衝動に駆られ桜のもとへと出掛けていきます。

「写真が趣味じゃなくても桜だけは撮りたいよね」
そう語ったのはうちの課長。写真を趣味としていなくとも、桜だけは撮っておこうという気持ちになるようです。春は日本国民総フォトグラファー化が進みます。

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「桜、撮らなきゃ」この気持ちはどこからくるのか。春になると周りが桜さくらサクラと騒ぐからなのか。だとしたら、ずいぶんなサクラです。まぁそれは冗談としても、小さい頃から春=桜という組み合わせを見続けているので、今さら春に桜を撮らないという選択をする方が不自然なのかもしれません。

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4月は各種SNS、写真サイトに桜が咲き誇っています。人のを見ると自分も、というのは人の性なんでしょうか。僕も負けじと天気予報と仕事の具合を考えて撮影の時間を作ろうと企んでいます。これがカメラを手に入れてからのいつもの春です。明日も桜に呼ばれ僕はシャッターを切ります。

 

お題「桜」

桜の周り

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晴れ間の桜はタイミングが合わずに撮れませんでしたが、なんとか満開を撮ることができました。

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曇り空も雨の日も、「花曇り」や「花の雨」という言葉があるように、その状況でしか撮れない写真があるんですよね。

 

旅の空

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鬼怒川温泉に浸かりに行ってきました。隣県という近場でしたがいい旅でした。

「いい旅だった」

この感情を持ち帰る事が一番の土産です。

 

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自分が暮らしている土地から遠く離れ、文化や風土の違いに触れ、僕たちは旅を楽しみます。日常から解放され旅先は楽しい事で溢れ、目の前に広がる光景に夢中になります。

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そうした旅先での感動を残そうと、たくさんシャッターを切るんですが、見返してみると似たような写真が多かったりします。

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なんでこんなに量産しちゃったかなぁと自分で呆れる反面、量産写真の中に写っている景色というのは、僕自身が心を動かされた景色である証拠なんです。

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いい景色を目に焼き付け、美味いもので腹を膨らます。お土産を積み、しばらく車を走らせていると旅の終わりを感じて感傷的になってしまう事がありますが、それはいい旅行ができた証拠だと思います。そして家に帰ってきて「やっぱり家が一番だよなぁ」ともらす。そう言う事で、楽し過ぎた旅の思い出といつもの日常との整合性を取っているんだと思います。

 

今月もよい旅ができますように。

 

 

花と言葉

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今月の花はガーベラとカスミソウ。
月に一度、柄にもなく花を買ってます。本数にもよりますが、写真の花の場合だと250円くらいでした。案外財布に優しいし、部屋もなんとなく明るくなるので気に入ってます。

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以前、花屋のおっちゃんが「花はやめられなくなりますよ、これで花屋の思うツボ」と嬉しそうに笑っていました。今ではおっちゃんの言葉通り、月に一度、花屋に行くのが習慣となっています。なのになぜか花屋に入るとソワソワしてしまいます。別に嫌な感じではないのですが、落ち着きません。ソワソワするのも習慣になっているのかも知れませんね。

 

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西洋菊。菊は僕が思っている以上にオシャレな花でした。菊の概念が変わる。刺身と法事のイメージを払拭。

 

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チューリップ。花壇だけがステージではない。色にもよると思いますが部屋が明るく軽やかに。

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桃。花というより、枝を生ける感覚。勝手が分からず4分咲きくらいでクライマックスを迎える。

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バラ。品があって、思っていたものより落ち着いている。バラは部屋によく映えます。

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月に一度、言葉を添えて渡すようにしています。

フローラ

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増やしていきたい腸内フローラ。

現実見ない脳内フローラ。

ブロニカ多重露光をしてみた写真です。もっと色鮮やかな花ボケに囲まれたものをイメージして撮ったんですが、予想以上に落ち着いた印象。よく見ないと多重露光であることも分かりにくいんですが、どんな多重露光にしようかと花を前に脳汁を振り絞るのも楽しいもんです。もう春ですからね、今年は桜で多重露光やってみます。