朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

桜と人

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「桜の写真は撮っておかないと」
カメラを持つ多くの方がこうした使命感にも似た衝動に駆られ桜のもとへと出掛けていきます。

「写真が趣味じゃなくても桜だけは撮りたいよね」
そう語ったのはうちの課長。写真を趣味としていなくとも、桜だけは撮っておこうという気持ちになるようです。春は日本国民総フォトグラファー化が進みます。

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「桜、撮らなきゃ」この気持ちはどこからくるのか。春になると周りが桜さくらサクラと騒ぐからなのか。だとしたら、ずいぶんなサクラです。まぁそれは冗談としても、小さい頃から春=桜という組み合わせを見続けているので、今さら春に桜を撮らないという選択をする方が不自然なのかもしれません。

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4月は各種SNS、写真サイトに桜が咲き誇っています。人のを見ると自分も、というのは人の性なんでしょうか。僕も負けじと天気予報と仕事の具合を考えて撮影の時間を作ろうと企んでいます。これがカメラを手に入れてからのいつもの春です。明日も桜に呼ばれ僕はシャッターを切ります。

 

お題「桜」

旅の空

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鬼怒川温泉に浸かりに行ってきました。隣県という近場でしたがいい旅でした。

「いい旅だった」

この感情を持ち帰る事が一番の土産です。

 

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自分が暮らしている土地から遠く離れ、文化や風土の違いに触れ、僕たちは旅を楽しみます。日常から解放され旅先は楽しい事で溢れ、目の前に広がる光景に夢中になります。

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そうした旅先での感動を残そうと、たくさんシャッターを切るんですが、見返してみると似たような写真が多かったりします。

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なんでこんなに量産しちゃったかなぁと自分で呆れる反面、量産写真の中に写っている景色というのは、僕自身が心を動かされた景色である証拠なんです。

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いい景色を目に焼き付け、美味いもので腹を膨らます。お土産を積み、しばらく車を走らせていると旅の終わりを感じて感傷的になってしまう事がありますが、それはいい旅行ができた証拠だと思います。そして家に帰ってきて「やっぱり家が一番だよなぁ」ともらす。そう言う事で、楽し過ぎた旅の思い出といつもの日常との整合性を取っているんだと思います。

 

今月もよい旅ができますように。

 

 

花と言葉

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今月の花はガーベラとカスミソウ。
月に一度、柄にもなく花を買ってます。本数にもよりますが、写真の花の場合だと250円くらいでした。案外財布に優しいし、部屋もなんとなく明るくなるので気に入ってます。

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以前、花屋のおっちゃんが「花はやめられなくなりますよ、これで花屋の思うツボ」と嬉しそうに笑っていました。今ではおっちゃんの言葉通り、月に一度、花屋に行くのが習慣となっています。なのになぜか花屋に入るとソワソワしてしまいます。別に嫌な感じではないのですが、落ち着きません。ソワソワするのも習慣になっているのかも知れませんね。

 

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西洋菊。菊は僕が思っている以上にオシャレな花でした。菊の概念が変わる。刺身と法事のイメージを払拭。

 

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チューリップ。花壇だけがステージではない。色にもよると思いますが部屋が明るく軽やかに。

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桃。花というより、枝を生ける感覚。勝手が分からず4分咲きくらいでクライマックスを迎える。

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バラ。品があって、思っていたものより落ち着いている。バラは部屋によく映えます。

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月に一度、言葉を添えて渡すようにしています。

フローラ

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増やしていきたい腸内フローラ。

現実見ない脳内フローラ。

ブロニカ多重露光をしてみた写真です。もっと色鮮やかな花ボケに囲まれたものをイメージして撮ったんですが、予想以上に落ち着いた印象。よく見ないと多重露光であることも分かりにくいんですが、どんな多重露光にしようかと花を前に脳汁を振り絞るのも楽しいもんです。もう春ですからね、今年は桜で多重露光やってみます。

写真を思う

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昨年末くらいから、好きだと思える写真を撮れていませんでした。気分転換に、普段はやらない街中スナップや地元の名所の撮影に出掛けてみたけれど、撮れた写真を見ても心から好きだと思える光景が撮れていない。こうなっては何をしていいのか検討がつきません。

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いっそのこと、しばらく撮らなければいいやと開き直ってみたんですが、写欲というものは湧いてくる。撮りたい気持ちがあるのでカメラ持って出掛けるわけです。そうするとやっぱり撮るのは好きなのでガシガシとシャッターを切るんです。


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撮ること自体は以前と変わらず楽しいんです。街中を見渡せば「これ撮ってみよ!」と思える瞬間は幾度となく訪れました。楽しさに比例するように写真は増える。その結果イマイチ写真が量産される。そんな事を繰り返しているうちに、撮影結果の中に少しずつ好きな写真が見つかるようになりました。


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好きな写真が再び増えてきたのは、技術とか撮影場所の条件とかと関係なしに、自分自身の心の余裕に依る部分が大きいんじゃないかと思っています。ようは気の持ちようです。今まで写真は僕にとって「楽しさを得られるもの」として、字の如く楽しんでいました。けれど、今回イマイチだと思いながら撮っていた時期は、「ストレス発散」として撮っていたんでしょうね。その時は気づかなかったのですが、気持ちが沈んでいたりカリカリしてると、ネガティブな風景を追ってしまうのかもしれません。


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自分で撮る写真は、やっぱりあったかい写真がいいなぁと思うんです。気持ちに余裕があると、好きなものに目が行くわけで、それらを写した写真が増えていきます。そして写真の中に、どこか自分の視線というか眼差しのようなものを感じられたら僕はとても嬉しいんです。そういう写真を撮っていきたいです。

結氷の大沼

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ホワイトデーなので、白い写真を。
雪の翌朝、晴れた雪景色は気持ちがいいです。写真の山は赤城山ですね。山頂にかかっているのは雪雲かな、強い風が吹いているのが写真からうかがえます。山頂まで車で1時間くらいで行けるもんで身近な山なんですが、山の上に広がっている景色は身近さからは程遠いものです。

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「見てください、北欧のような…」と書こうと思いましたが、そういうオシャレ感ともちょっと違う。ネイチャーというより、大自然と言った方がしっくりくる感じ。山頂の大沼が結氷するこの時季は湖上を歩けます。遠くに見えるのはワカサギ釣りの太公望たちのテントです。雪の白地にテントの色が映えますね。

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いつ撮ったのかと思ったら3年前の3月でした。3月ともなれば平地では梅が咲いてそろそろ桜の開花情報もちらほら聞こえてくる頃です。しかし山の上では季節が少し遅れてやってくるようです。今年は3年ぶりに山の三月を撮りに行ってみようと思います。