朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

幾星霜

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息子が空手道場にお試しで通いはじめた。

 

お試し期間なので、まだ道着はない。同い年くらいの子たちが帯を締めて練習する姿を見て、少し羨ましさと悔しさみたいなものを感じたようだった。実際に入部というか、申し込みすれば道着を買うんだけど、本人もまだ続けれらるか分からないから、まだしばらくはお試しだろうなぁ。

でも、せっかくなら何かテンションが上がってご機嫌でやった方がいい。ダメもとで、実家の母に僕が子どもの頃きていた道着をとってあるか聞くと「すぐ出る、待ってて」と。

 

いつか子どもたちが親になったとき、孫が空手をやるかも知れない。その可能性をつぶさなかったらしい。レゴブロックやお囃子の太鼓のバチ、七五三の衣装も同じように孫の手に託された。「捨てられなくて…」という気持ちとは違い、孫が使ってくれたらいいなという前向きな気持ちで残してくれている。それゆえ、残してくれたモノの状態がみんなきれい。ありがたい。

まだ存在すらしていない孫のことを、どこまで思い馳せることができるかな。孫の世か。近いようで遠い。想像できなくもないけどいくつも分岐点があって、壮大だな。改めて親の思いの強さみたいなものを感じた。

 

思わず、新井赤空の辞世の句が頭をよぎる。半分冗談だけど。