地元だけれど、少しだけ日常から離れた場所へ。
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箱島不動尊のお堂脇にある、樹齢400年とも言われる町の天然記念物「箱島不動堂の大杉」。その根元からこんこんと湧き出るこの湧水は、日量約3万トンもの豊富な湧出量を誇っています。
「こんこん」という表現は咳とキツネと湧き水のためにあるんだろうな。
地元じゃ有名過ぎてという場所があると思う。妻の家族にとってこの湧水地がそれだ。夏休みらしく水辺で楽しめる所、かつ僕や子どもだちが行ったことがなかったので、それじゃ遊びに行こうかとなったのだった。
湧き水のすぐ脇にある近代化遺産。字面がいいよね。
お義母さんが言うには、昔は大杉の根本の中心から水が湧き出て、柵などもなかったからしい。確かに、柵はないほうが雰囲気はいいけれど、ないとないで色々と厄介ごともあるんだろうな。
水が湧き出る様子は身近な水辺ではなかなか見ることができない。次々と水面を盛り上げながら広がっていく模様が面白い。子どもたちと一緒になって波紋を真剣に眺めていた。
駐車場から少し歩いたことと、夏の気温。湧き水を堪能するための条件がそろっていた。水温は何度くらいだっただろう。冬だと温かく感じたりするんだろうか。寒くなったら子どもたちとまた水に触れにきたいな。
湧き水の隣には不動尊へとつながる階段がある。
建立がいつ頃なのか分からないけれど、狛犬(特に吽形の方)の造形が令和でも通用しそうなかわいさを感じる。パグとかフレンチブルドッグ感がある気がする。きれいに保たれているのもいいけれど、苔むす様子もいい。
ちょっと緑色がうまくいかんなぁ。この秋の課題は緑の現像をもうちょっと頑張ろう。これから紅葉するって時に掲げる目標じゃない。境内の森にはいい光が入ってくる。
ぐるっと一回りして駐車場に戻ってきた。そこに立てられている看板は数年前にお義父さんたちが製作に携わったものらしい。地元ってこういうことだよな。
子どもたちにこれはジィジが作ったんだって!と教えると目を輝かせながら看板を見ていた。漢字は読めなくても、ジィジの人柄と仕事ぶりは伝わる。
お義父さんが山で木を切る音もコンコンかな。