
息子の持久走大会の応援をしに小学校へ行ってきた。
登校前、いつものように検温すると37度5分。いたって健康優良児に見えるけど「熱あるかも…」と息子に呟くと、「やだよぉ、休みたくない」と言った。その言葉がなくても、どう見たって健康そうなので何回か測り直す予定ではいたんだ。気を取り直してもう一度測ってみると『36度6分』を叩き出した。念の為、あと2回測ったけど似たようなものだった。大丈夫みたい、と伝えると俯いてた顔が一気に明るくなった。

「1位か2位、それか3位とか4位にもなりたい」そう言い残してズンズンと登校していった。
ずいぶんたくましくなった。毎朝、姿が見えなくなるまで「行ってくるね」と手を振っていたり、寝る時はこれでもかってくらい僕にくっついて寝る。そういう子どもらしい可愛さもまだあるんだけど、確実に坊っちゃんから少年へとジャンプしようとしてる。
熱があるかもと言えば少し前なら「休みたい」と言ったかもしれない。実は今回もそんな反応があるんじゃないかと思っていたから「休みたくない」という言葉が返ってきてびっくりした。なんだか息子のことをみくびっていたようで、申し訳ないし失礼だった。親が思っている以上にすごいスピードで成長しているんだな。

『位置について、用意…』
親にできることはここまでなんだろうな。スタートの号砲が聞こえたらあとは離れていく背中を見守ることが役目なのかも知れない。いつまでも手厚い伴走で支えているつもりが、実は自分が一緒に走りたいだけなんてのはやめよう。
だからこそ、一緒に過ごせる時間を大切にしたい。きっと走り出したらあっという間だろうから。