夏ぶりの義実家へ。
恒例の裏山へ写真散歩へ繰り出そうと思ったけれど、熊のニュースが頭をよぎったので徒歩ではなく車で向かった。この場所で熊が出るという話は聞いた事がないけれど、ここが山なのは間違いないから念の為。
車のドアに一足で乗り込める位置で撮った。360度視界は良好。雑木林を鳥がバタバタと鳴らす。もう帰ろう、そういう気になった。滞在時間歴代最短だったと思う。
視線が遠くへ飛ぶ。手元足元を撮った写真はこれ1枚。これは新芽なんだろうか。秋霜に耐えて生きている。
車に乗って家へ。歩けば直線距離ですぐに着くけれど、ずいぶん長く感じるだろうな。車道は畑や林を迂回して通っているので家までは遠回り。見た光景を思い返す間もなく玄関に着いた。
妻の家族もこの場所で熊を見たことはない。カモシカ、フクロウ、リス、キツネは見たことがあるそうだ。僕もここでフクロウとキツネは見たことがある。
このメンバー表を見たらクマが名を連ねてもおかしくはない。
帰ってきたら、お義父さんがストーブで焼き芋をやっていた。
今回の写真の中でのお気に入り。薪ストーブの近くは玄関からいい光が入る。玄関開けたら５秒で焼き芋。とてもよかった。芋の焼き具合と光の具合が最高だ。
この焼き芋が一番うまいね、とみんなで話した。家族や友人と食べるものはいつだって一番うまいよ。他と比べられない。楽しさというか、その場の雰囲気、この人に会えたって気持ちが味を底上げしてる。食べてる時はそんなこと思っていない。けれど、美味しい思い出というのは、料理と一緒に人の表情も浮かんでくる。美味さの秘訣っていうのは作り方はもちろんだけど、どう食べるか誰と食べるかってこともかなり重要なんだろうなぁと思った。
