朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

蜜柑をもげば柿ケーキが焼ける。

2年ほど前から、妻が柿のケーキを焼くようになった。

柿をケーキに使う発想がなかったので、味がまったく想像できなかった。出来上がったものを食べたらもう当たり前のようにケーキに合っていた。美味い。これは秋の限定メニューにすべきだ。食べる前までは、あまり興味がわかなかったけど、今なら「柿のケーキって食べたことある?」とか平気で言ってしまいそうだ。

 

今年はここ数年の中では豊作の年だと思う。こういう豊作の時なんかは生で果実の良さを十分味わったあとに、煮るなり焼くなりしてジャムやらケーキやらに加工するのがちょっと贅沢でいいよね。

 

柿と青蜜柑のパウンドケーキ

今回は柿と青蜜柑の皮のシロップ漬けを使ったケーキで贅を極めた。

シロップ漬けは、夏に仕込んだコレを使った。

 

nr-photo.hatenablog.jp

 

柿の甘さと、ほんの少しだけ青さを感じる蜜柑の風味がよく合っていた。味の表現をどうにか具体的に伝えようとすると、グルメ漫画のうんちくキャラみたいな表現に近づいてしまい難しい。簡単に言うと「うまい」の一言なんだけど、もっと上手に伝えられないものなのか。

下手な表現をするとウマさが霞んでしまう。ただ、本当にうまかった。甘い蜜柑が食べたくてやってみた摘果が、柿のケーキにつながるとは思わなかったな。来年も頑張って摘果しよう。そう思わせる美味しいケーキだった。

 

 

庭で採れる季節のものに手を加えて、家族や周りの人と楽しめることがとても豊かだなぁと感じる。大切な人たちと季節の変化と、おいしいもの。これ以上ない豊かさだ。