今年もミカンの摘果をしてきた。
去年も摘果はしたけれど、剪定するのを忘れて枝が伸び放題だし実も鈴なりのなって大変だった。葉っぱ25枚に1個の実にしてあげると、残した実が大きく甘くなるらしい(うろ覚え)。それを目安に実を摘んでいくと結構な数の青蜜柑が収穫できた。
レモンを育てはじめて気づいたけれど、柑橘類どうし枝や葉の形が似ていることが分かる。当然のことなんだけど、知識として知っていることと、身を以って経験することは種類が違うんでしょうね。
刃牙風にいうと「守る⇒守護る」「知る⇒知識る」そんな感じだから、今の僕はミカンとレモンの枝や葉の形が似ていることを理解ってる。
割ってみるとミカンよりもライムに近い気がした。ライムは果肉がもっと緑がかってた記憶がある。何かもっと似ているものがあったはずだ、と考えていたら"かぼす"が頭の中に浮かんできた。味はまだ熟れていないので酸味が強い。でもレモンのように苦みは少なく角のない酸味と言った感じ…酸味の角ってのもピッタリな表現か怪しいもんだけれど、そういうニュアンスです。まろやかぁーな酸味。ただ酸っぱいだけじゃない。
去年はフレッシュジュースと、柚子胡椒のミカン版みたいなやつに加工した。
今年はですね。
まずは、妻謹製、ジンジャーシロップに加えてみる。普段はシロップに数滴のレモン果汁を入れるのだけど、そこを青蜜柑で試してみた。合わないわけがない。下戸の自分にとっては最高のご褒美だ。
ジンジャーシロップ+青蜜柑果汁+強炭酸水+くぅぅぅっ(CV:川平慈英
ウマ過ぎてガブのみしたい衝動にかられる。
それともう一品、今年は青蜜柑シロップを仕込んだ。去年、摘果した分をすべて平らげたあとにシロップに加工するってアイディアを知り、1年間待ちに待った。蜜柑と同量の氷砂糖を瓶に詰めるだけ。瓶は煮沸した後、ホワイトリカーをキッチンペーパにしみこませて消毒した。不器用な僕にできるので人類みな作れるはずです。1週間くらいで氷砂糖が7割方溶けだしていい感じ。
味見ってことで、シロップに炭酸水を入れて飲んでみた。美味い。美味いけど結構砂糖の甘味が強い、かな。多分、梅酒の甘い感じが好きな人は好き。ちょっと僕には甘すぎたかも。
そこで、シロップに果汁絞ったら美味いんじゃないかと思い試してみたらウマ過ぎた。こっちが正解だった。
今週末がきっと最後の摘果になる。今年もいい秋のはじまりとなりました。青蜜柑がうますぎて、摘果シーズンが過ぎると蜜柑の旬が終わってしまったような気になるけど、ミカンとしてはここからが本番。甘く実るまで大切に守護っていこうと思う。
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