朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

救難色

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今朝、息子と一緒に裏の蜜柑を取りに行った。青蜜柑だったのが気づけば色づいている。けっこう摘果したつもりだったけど、こうして見るとまだまだ多かったのかも知れない。

 

実が青いうちは葉や茎の緑と一緒になって見つけにくかったのだろうか。オレンジに色づいた途端に存在感をだしてくる。


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ライフジャケットや救急隊の人の服ががオレンジ色なのは自然界や救助現場での視認性を高いからっていうのを以前聞いたことがある。うろ覚えだったので調べたら国際救難色というのがオレンジらしい。

 


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色づく前に緑色なのは、実が熟す前に鳥なんかにとられないように葉や茎に擬態するためなんだろうか。熟して種子を広い範囲に運んでもらう準備が出来たら、より目立って食べてもらえるように視認性の高い色になっているのかな。

 


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正解が分からないまま、とりあえず蜜柑を取っていく。思っていた以上に実が冷たい。朝一番の蜜柑はこんなに冷えるのか。外気で冷たくなった果実に触れたのは初めてだったかも知れない。

 

カゴ一杯になった蜜柑を持って玄関に入る。息子が自慢気に、妻に蜜柑を見せていた。冷たくて手で持つのが大変だったと一生懸命説明している。

鼻先が赤くなった息子の顔を見て妻が笑っていた。息子は妻に似て寒いとすぐ鼻の頭が赤くなる。赤くして視認性を高めているのか。息子の救難信号を確認して妻がホットココアを淹れていた。僕も救難信号を出したいけれど、あいにく白髪くらいしか用意できそうにない。

すると妻からコーヒーでいい?と僕にも救いの手が伸びた。ブラックでお願いします。