最近、ようやく庭のあれこれが楽しくなってきた。草刈りや水やりなど、確かに手間はかかるけど、その手間の中に面白さを見つけられると今までと違った感覚を憶える。
うちのシンボルツリーとして迎えたアカシア。鉢植えで買ってきたとき、値札と一緒についていた生育後の写真を見て「ミモザだ」と思ったけど、名称にはアカシアと書かれていた。どうやら僕らがミモザと思っているあの植物はアカシアという名前らしい。
こういう事実もまずやってみて興味をもつことで知れるわけだから、新しく何かをはじめる時に足踏みしてちゃいけないんだろうな。ある程度 見切り発車でもいいかも知れない。
今年の3月ごろ、鉢で買ってきた苗木を地植えにした。
約半年経過したら2mを超える大きさに成長した。アカシアの属するマメ科というのは成長が早いらしい。その分、寿命は長くて20~30年と短い。写真を見ると分かるように枝ぶりはいいけれど、幹が細い。枝が風を受けやすく倒れてしまうケースがよくあるらしい。これから群馬は風が強い季節になる。きちんと剪定して添え木をしてあげることにする。
アカシアは小さく育てるのがコツって色んなサイトに書いてあった。もう育っちまったもんはしょうがない。
たぶん曾祖父もしくはその上の代で植えたかも知れない柿。ちょうど今、実が色付いてきてこの前、初物をいただいた。
柿の木の近くに牛のエサのロール(保存食的なもの)を置いている都合上、ロールに乗れば息子でも手で採れる高さに実がなっている。牛の飼っているお宅は、柿の木の近くにロールを保管すると収穫がはかどります。ライフハックです。
柿の木の周りは、鳥がついばんだ実や、葉が落ちて土と混ざり腐葉土っぽくなっている。こいつを畑の土に混ぜて肥料としても使えるらしい。
植えて4年目のビワの木。今年ついに実をつけていただくことができた。3個しか実らなかったけど、それでも嬉しいもんだな。少量の実なら排水溝とこ三角コーナーのネットがミラクルフィットする。ライフハックですねこれは。
数年前、苗木を地植えにしたら寒さでやられるし、葉は虫に食い尽くされてバッドエンドを迎えた。それを教訓に、鉢植え+ネットで育てている。
先日ついに花芽がついた。このまま実ってくれたらいいな。
左手奥の木の周りを囲うように生えているのがミョウガ。
春先にこの柿の腐葉土に落ち葉を巻いておく。そうするとミョウガがよく育つらしい。
ブロッコリーとケールを掛け合わせたアレッタという野菜。味はブロッコリーとケールのイイトコドリみたいな感じで、和洋中どのジャンルの料理でもいける気がする。かなりおすすめ。そして育てやすかった。次も植えたいな。ただ、葉物は寒冷紗などをかけないと本当にムシにすぐ食われる。
これはタマネギ。家で育てると、この芽だか葉みたいな部分を食べられることかも知れない。葉タマネギというらしい。味は青ネギとタマネギの中間みたいな感じで、ネギが好きならきっと好き。目をつむって食べたら葉タマネギなのか青ネギなのか当てる自信はない。
アスパラガス。めちゃくしゃ伸びるし絡まるので支柱を縦横格子のように組んでお互いに干渉しないようにしたけど、結局すごく干渉してる。間引くんだろうけど、ちょっと勝手がわからないので、おいおいやる。でも初物は収穫できた。見た目もアスパラガスって感じのものが採れたし、柔らかくて美味しかった。
あと、アスパラは野菜よりも観葉植物のような一面もある。オシャレな雑貨屋にあったらそういうものだと思い込む自信はある。
手前中央がピーマン。霜が降りるまでは収穫できるらしい。サイズが普通のピーマンより小さい品種。子どもピーマンとかピー太郎というらしい。
普通のピーマンより食べやすいし、育てやすい。人間だったら「手がかからない子でねぇ」とか言われそうだ。
野菜の中で一番ねぎが好き。去年とてもおいしく育ってくれた。それを野菜の師匠でもあるお義母さんに褒められたことで、ネギにだけは偏った愛情を注いでいる。ネギがうまくいったことで、野菜づくりが楽しくなってきた。人はやっぱり褒めて伸ばした方がいいよね。
夏は油断するとすぐこうなる。ほんとに庭中こんな感じ。ただ草刈りするよりは、畑にしちゃえば否応なしに草刈りするだろうってことでこの夏は色々やりはじめた。
畑を作った横にはテーブルベンチを置いた。義父謹製だ。義父さん仕事で作ったものの予備だそうだ。貰い手がなければ廃棄する予定だったものを譲り受けた。そろしい強度で、二匹の怪獣の猛攻にも耐えている。
テーブルベンチへのアプローチはDIY。素人仕事なんで多めにみてください。
このベンチの横あたりに、炭火焼き用の常設のコンロ?をU字溝を使って作ろうかと思っている。
枝豆。ちょっと前まで枝豆が大豆になるという事実に衝撃を受けた。これは黒豆になる品種らしい。夏の頃に採ったものはThe枝豆って感じだったけど、秋に入ってから食べたものは豆の風味が増していて美味かった。色んな食べ方できて面白い。
こんな感じでやっと形になってきた。
昔から観葉植物を何個も枯らしてきた。その苦手意識から野菜なんかもきっと上手くいかないと思ったけど、物は試しでやってみるもんだと思った。一気に庭や野菜が楽しくなったのは maeさんのこちらの投稿がきっかけだ。
この抜け感がたまらない。今まで庭仕事とか野良仕事という感覚でやっていたけれど、maeさんの「庭遊び」という言葉がズギュンと貫かれた。遊びでいいんだよな、と。
きっかけをくれたmaeさんにありがとうです。