父が軽トラを買い替えた。青かった。なんで青にしたか僕には分かる。かわいい孫の大好きな色が青だからだ。孫パワーというのは、底が知れない。ご覧の通り、うちの息子はいつも青い服を選ぶ。写真を見返すといつも青い服。青少年です。足が大きくなって靴を買いに行ってきたら案の定 青い靴を選んで、これがいいと嬉しそうな顔をしていた。家族の間で、何か買ったりするときに『青にしておこうかなぁ』という不思議な力が働いている。
ちょうど車を買い替えようと中古車を探していたけれど、目当ての車種は青が少ない割に人気でなかなかいいタマがないと販売店の方から連絡があった。息子は青じゃなくても許してくれるかなぁ。車はダメでも、写真で色温度高めにしたり、シャドーに青を乗せているので良しとしてくれないだろうか。
いいよ、そうやって好き方へ突き進んで行く人って恰好いいと思う。息子の洋服ダンスを開けると気持ちいいくらい青というか寒色が広がってちょっと感動する。そういえば、何年か前にブルーマンっていう全身青塗りのアーティスト集団が話題になったけど、息子が彼らを見たらどんな反応するんだろう。「オレも顔を青く塗って」なんて言われたらお父さん顔が青くなっちゃう。お粗末さま。