朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

須らく全て残す術

娘が「ドラえもん」と発音できるようになってしまった。

「なってしまった」という書き方はおかしいかも知れない。けれど、「ドラえもん」とうまく言えず「マンモ」と言うのが可愛くてたまらなかった。ちなみにドラミちゃんのことは「マンミ」と呼んでいる。すごくかわいい。今もドラミちゃんは マンミ のままだ。いいぞ。

この年頃特有の可愛さというのかな。健やかな成長を願いつつ、ずっとそのままでいて欲しいなぁなどと親のエゴも忍ばせてしまう。

マンモとマンミのことは印象的だから思い出せるけれど、もっと小さくて可愛いくてどーでもいい大切なことはどんどん忘れていってしまうかも知れない。片っ端から書き留めて撮っておきたいと思いつつ、今は日常が途方もなくて思うように時間が割けない。というか時間が足りない。

 

そうやって弱気になっている時、自分を勇気づけるために思い出す言葉がある。

「お前はいつでも撮れよ。疲れてても撮れよな」という言葉。「お前は好きなことでも止めたら興味が薄れるタイプだから撮り続けろよ」と、ある友人に言われた。口が悪いけど人懐っこい山口弁でえらそうに言われたんだ。今も大事な言葉として残っている。

 

大切な人との思い出は、書き切れないし、撮りこぼすし、忘れてしまう。でも生きてれば、残す術のどれかで補いあってきっと何処かに残ると思う。

四の五の言っててもしょうがないので明日も撮ろう。撮らない日もあるけど撮ることはきっと止めないよ。そして苦手だけど、写真の整理整頓もきちんとやろう。