朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

天まで届け

アニメや特撮の再放送は夏の季語だったように思える。

その再放送を最近は見かけなくなったな。夏はどこにいったよ。

夏の再放送って絶対見たいってわけじゃなかったけど、少し上の世代や親世代の作品を見てちょっとした異文化とヒーローの系譜に触れることができる貴重な時間だった。あの時間がなかったら僕は仮面ライダーウルトラマンは通らずにきたかも知れない。タッチの再放送はぜんぜん試合シーンがなくて、早く試合やってくれよと思っていた。若かったんだ。

 

 

僕の世代は、これからハマるだろうって年齢で仮面ライダーBLACK RXが終わり、ウルトラマンは80(エイティー)の終了からティガ開始までの間にドンピシャ世代だ。有識者じゃないんであまり自信はないけど、たぶん谷間の世代だと思う。ただ、再放送のおかげで両シリーズの原点から最新シリーズまでなんとなく網羅できていた気がする。もちろん、全作再放送はしていなかっただろうけど、興味がわいてレンタルビデオを借りてきた記憶がある。

令和に「レンタルビデオ」の7文字を自らの手で入力するなんて、ものすごい感傷の波が押し寄せている。そう、この感じ、非常に夏休みっぽい。

 

あとは TBS系 ホームドラマ「天まで届け」が僕の中で夏の季語だ。放映された季節はハッキリいって覚えていないけれど、非常に夏休み感がある。なんてったって主題歌の「涙くんさよなら」だ。今聞いたらなつかしさのあまり、涙くんがこんにちはしそうだ。

やっぱり再放送とかしてたのだろうか。放送時期も夏休みに合わせてたのかなぁ。天まで届けくらいの記憶くらいが、軽く霞がかかってちょうどいい。キッズウォーや大好き五つ子はもうちょいハッキリしているので、僕がセンチメンタルになるにはもう少し寝かせておこう。

 

娘をおんぶして夕涼みに散歩していたら、なんか妙に空気の温かさと風の涼しさに感傷をそそられて子どもの頃の夏休みの思い出が頭の中に浮かんできた。仮面ライダーウルトラマンひょっこりひょうたん島、たっち、そして 天まで届け。

夏の夜に涼しさを感じたの久しぶりだった。もっとこういう日があってもいいよなぁ。日中は暑くても、日が暮れれば涼しいっていうのが記憶の中にある夏のイメージなんだよな。ずいぶん遠い昔のことみたいだなぁと思ったけど、意外と遠い昔だった。