娘が時折、僕が作ったフォトブック?写真集?を見ているらしい。
ひとしきりオモチャやテレビでの遊びに区切りがつくと、戸棚の奥から持って来て眺めていると妻から聞いた。これはぜひ僕の目の前でもやって欲しい。けれどこっちから写真集を見るように仕向けるのは何か違うなぁと思い、娘が写真集を自分で持って来る日を待つことにした。そして、今日ついにその瞬間が訪れた。
思っていたより、楽しんで見てくれてるみたいで嬉しかった。なんで自分とお兄ちゃんが写っていないのか、なんでママだけなの?とか小さい子特有のやり取りがあった。娘は花が好きなので花の写真をとても褒めてくれた。改めて、写真を残しておくといいなぁと思った。
載ってるのは10年前くらいの写真。10年一昔なんて言うけど、写真を見ているとそんな昔のこととは思えない感覚になる。実際に昔と言っていいくらいの時間が流れていったわけだけれど、写真に写っている時間はどれも身近で大切な瞬間ばかりだ。放っておけば遠くに流れていってしまうものを大事に手元において置く。写真を撮るというのは、そういう感覚がある。
写っているのは妻や家族、庭や道端の草花など。写したカメラはZenza Bronica S2。フィルムはFUJICOLOR PRO160NS。
常用のカメラは変わったけれど、撮りたいものは今も変わってない。一言でいうと「身の回り」
写真を撮るようになって、身の回りの見知った景色がとても新鮮できれいに感じることが増えた。シャッターを切る度に、新しい景色が目の前に広がっていくように感じる。
今日は5枚の新しい景色。