朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

ホリデイ

僕のホリデイシーズンは朝食の食器洗いからはじまった。

イヴだろうが元旦だろうがメシを食べれば食器洗いがセットでついてくる。どんなにしゃれ込もうが、トンネルを抜けた先にあるのはいつもの暮らしだ。ただ、この日は皿洗いが終わる頃には、いつもの暮らしの上に雪が降り始めた。妻と子どもたちは遊ぶことに夢中で雪にまだ気付いていない。みんなに教えたらきっと喜ぶだろうな。どんな顔をするだろう。なんていうかハートウォーミング。これがホリデイシーズンの温もりか。

 

思った通り、雪が降ってきたことを伝えると大喜びで窓に張り付く息子。その様子を見て何の騒ぎか分からず息子を追いかける娘。こういうのがいいんだよな。子どもたちのテンションは雪雲を突き抜けて青天井。本当に楽しそうだった。

 

着替えてくる!と自分の部屋に駆けていく息子の顔が嬉しそう。彼はもう雪しか見ていなかった。

妻と目が合ってお互い笑った。

「誰か一緒に雪遊びするひとー」と息子。

また妻と目が合ってお互い笑った。これは『寒いから外は頼んだ』と翻訳するタイプの笑顔だ。妻は寒がりで優しい。

 

外に出てみると、まさに降り始めという感じで、すっぴんに近めの雪化粧。

息子は少しでも雪が厚めに積もっている場所を探し始めた。どうやら雪合戦用の雪玉を大量生産したいらしい。捕まらないタイプの武器製造はいいな。

 

 

今シーズン幾度となく撮っている庭のミカン。柑橘が好きというのもあるけれど、撮り方や現像の仕方を試すのに被写体としてちょうどいい。今回はいい感じに撮れた。現像も好みのイメージの持って行けたと思う。

 

 

息子が雨乞いならぬ雪乞いを始めると本格的に吹雪いてきた。能天気の子。

 

うち入ろ?僕の願いは吹雪いて飛んだ。

今では当たり前に「雪化粧」という言葉を遣うけれど、最初に考えた人の感性に惚れ惚れする。

一時間と経たないうちに、あたり一面銀世界に変わった。  

 


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娘はちょっと遊んですぐに家の中に引っ込んで行った。風邪が治りかけだったから、本調子じゃなかったんだろうな。こちらとしてはありがたい。でも早く元気に遊べるようになるといいな。

1月現在は元気すぎてなかなか家に入ってくれない。嬉しいけど、その辺むずかしいな笑。

 

信仰も意義も見出さないままクリスマスを楽しんでいるけれど、家族や大切な人のことを考えるきっかけにはなっていると思う。そもそもそれが大切だと思うんだけれど。