年末くらいから我が家にポケモンブームがやってきた。
歴代アニメを繰り返し見ている。タマタマこの前 前シリーズの、一話目を見ていた。以前は子どもたちが見ているのを家事やら何やらやりながら、流し見程度に見ていたけど、今回は一緒に見ようと誘われた。
いい一話だった。物語がはじまるあの感覚、少しの不安と楽しみ。ナイフとランプをカバンに詰め込みたくなるね。
子どもたちはこの先、何回も物語がはじまる感覚を味わうと思う。卒園、入学、進級、クラス替え、席替えでさえドラマがはじまるような感覚があった。子どもの間は、時間が経てば、自然と物語が新しく始まる仕組みになっていたんだなぁと気が付いた。子どもは日常の地続きで物語がはじまる。
でも、大人になると日常の先にあるものは変わらない日常。意図してイベントを発生させないと、物語のスタート地点にすら立てないことがある。
個人的には日常も好きなので、日常と非日常に優劣をつけたいわけではない。そういうことがあるよね、という話。
実は先日たて続けに、年単位で連絡をとってなかった友人と連絡をした。そしたら、今度会おうかという話になった。大人になったけど、物語がはじまろうとしている。
オジサンどうしが数年ぶりに会うってだけで気持ちが前を向く。アニメの第一話ほど、キラキラもワクワクもないんだけれど、人が人と会うことで確実に気持ちが前を向くんんだからフシギダネ