朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

雨傘と花束

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雨降りの朝。

幼稚園の駐車場につくなり、抱っこー!と娘。断る理由は何もない。

 

片手で娘、もう片方で僕の傘を差すと「ピンクの傘がいい」と自分の傘を差して欲しいと娘が言う。断る理由は何もない。

 

娘を先生に託したあとの道すがら、いちご柄のピンクの傘を差して車に向かう。ようやく僕にもその時が来たんだなぁとしみじみと歩いた。
以前、子どもの傘を差して歩く親御さんを見たことがあったけど、なんていうかいい顔をしていた。今ならその気持ちが分かる。


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花束を持って帰宅するときと同じような気持ちになった。花を買う前には気づけなかった感覚だけど、あの感覚は人を幸せにする。

花を贈ったことがないと分からないことだけれど、なかなかいいものだ。

花なんてもらって嬉しいだろうか、という人もいると思う。でも、花を贈って喜んでくれる関係性を築くことが大切であり、そこから幸せを汲み取れたほうがいい。身の回りのなんてことない出来事や光景から幸せを感じることができたらいいよなぁ。

傘を差してお互いに肩を寄せ合う仲であれば、花がある生活を一緒に喜べると思う。


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花瓶に水は足りているか、大事な人の肩はぬれていないか。雨の日と、居間で咲く花が教えてくれる大切なこと。