娘が社会の荒波に身を投じ(子ども園デビュー)数日が経った。スムーズに登園&出勤する為に夜と早朝に諸々の準備を整える。その準備の中で唯一前向きにできるものが 連絡ノートの記入だ。
うちが世話になっている園では 必要な連絡事項以外に、子どものエピソードや、心情に触れるな事なども記載してくれる。そこまで丁寧に書いてくれるならと、こちらも思いを乗せて日記みたいな文体でツラツラと記入していた期間があった。しばらくして、ちょっとくどいかなぁと思い。箇条書きに毛が生えたような書き方に変えた。
またしばらくしたある日、息子を送っていくと先生に呼び止められて言われた。
「連絡ノート書くの大変になっちゃいました?」
いいやそんなことはないですよ、と答えた。余計なことを書いて先生の手を煩わせてしまうと思い必要なことだけ書くようにしていた、と。
すると先生は「お父さんが嫌でなければ、今までの感じがいいです。みんな楽しみにしてるんです」と笑いながら言ったくれた。それならばと最盛期の作風に戻して息子が進級するまで連載を続けた。
そしてこの秋、娘の入園によって新連載がはじまった。コロナ禍ということもあり、息子の時と比べて先生や他の親御さん、園児たちとも登園時のコミュニケーションはほぼない。だからと言うわけではないけど、この連絡ノートが雑談の部分を補完してくれている。思いは言葉に。