朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

時よ

七月がもう終わるよ。息子がカレンダーを指さして妻に教えていた。

僕もつられてカレンダーを見てみると、今日がカレンダーの一番下に位置している。カレンダーの都合上、来週と一緒にされての最下段だ。カレンダーの一番下になるといよいよ月末なんだと実感する。手帳やアプリなど日にちを確認するカレンダーは沢山あるけれど、我が家の時間の流れは卓上カレンダーの上を進んでいく。

 

卓上カレンダーを置くようになったのは、息子が土日のことを"青い日、赤い日"と言っていた頃からだ。幼稚園に何回行けば休みになるか知りたがる息子に、日にちと曜日の決まりを教えるために卓上カレンダーを置いたのがはじまりだったかな。はじめのうちは当然 カレンダーの見方が分からなかったけど、気づけば自分で予定を確認できるようになった。あっと言う間だ。泣きながら迎えた入園式からもうこんなに経ったんだ。募る思いがあり過ぎるけれど、思いを募らせるのは卒園式までとっておきたい。

このまま、この何というかセンチメンタルに浸っていたい気持ちもある。けれど月曜の朝にそんな余裕はない。息子の手を引き、娘を抱え、僕が背負うは娘用のピンクの小さいリュックサック。斜め掛けにしたお昼寝布団と共にズリズリと幼稚園の門まで向かった。娘と同じくらいの子たちが門のところで「幼稚園やだー」「ママー」と泣いていた。それを見た娘も涙がうつったのかヒックヒックと泣きだした。月曜日はねぇ、とベテランの先生と苦笑いしながら目を合わせる。息子が娘の手を引いて先生と一緒に教室へと向かう後ろ姿を見送る。あんなに泣いていたのに、ほんとに大きくなった。ちょっと目頭あつくなる。

卒園式までとっておこうと思ったのに200文字分くらい思いがあふれた。