朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

家族

今朝、遅刻を覚悟した。

 

体調不良で幼稚園を休んだ妹にあてられて、『オレも幼稚園休むー』と兄ちゃんもお気持ちを表明。その表明っぷりが苛烈を極めた。でも今日は楽しみにして遠足ですよ。ジェシー(仮名)とリッキー(仮名)に伝説の剣(折り紙)をプレゼントするって言ってたじゃん。

のれんに腕押し
ぬかに釘
ご機嫌ななめな我が息子
聞く耳分けてよ聖徳太子

 

「行って帰りたくなったら先生に言える?先生にもそう伝えるし、先生から電話があったらすぐお迎えにいく。帰りたくなったら帰っちゃおう」作戦にした。

行けば楽しめる性質だから、そこに賭けた。先生にも「息子がもう無理だというニュアンスのことを言ったらすぐに迎えに行くので連絡してください」とお願いしてきた。結局いつもより20分近く遅れて家を出て、どんちゃん騒ぎしながらの登園&出勤となった。

始業前に全エネルギーを使い果たした気がしたけど、今日はこれで許される。幸い遅刻は回避できた。幼稚園から息子のSOSもなかった。昼飯食べたら帰ろうかと思ったらしいけど、楽しくなってきたから最後までいたいと先生に言ったらしい。

きっと兄としての自覚とまだ甘えたい気持ちが押し合ってるところに、妹の怪獣っぷりで泣かされたり、おもちゃを勝手に使われたりで、心が疲れてるのかもしれない。

帰宅後、息子を抱きしめて頭をワシャワシャした。さっき寝る時に
「オトもさぁ、お兄ちゃんだから弟にやられてヤダーっていう時があった」と話した。すると息子は少し安心したような顔した。

息子がまだ喋りはじめたばかりの時、お父さんと言えなかったので僕は息子に「おと」と呼ばれている。バリバリにお父さんと発音できるようになった今も「おと」なのでたぶん反抗期が来るまではこのままだとにらんでいる。こういう家族のデキゴトがこの先もたくさんあって、そのたびに家族を感じるのかも知れない。

僕はオトになってまだ5年なので申し訳ないけど、手探りなことが多い。それでもオトとして結果を出していかないといけないからやるっきゃない。おはよう、おいしい、たのしい、おやすみ。この辺りの言葉が自然と口から出る家庭ってのをとりあえず目指している感じです。