朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

グッドフォトグラファーザー賞

公園で子どもたちと遊んでいると、首からフジのXT-4をさげたお父さんが目に留まった。

 

今まで公園で写真が趣味であろうお父さんお母さんに遭遇したことがないので、少し心が昂った。ストラップは純正ではないし、フォーカスリングをいじってるぽかったので、オールドレンズかサードパーティ製のものかも知れない。詳しくないんで、何のレンズかは分からないけど、たぶん写真が好きなんだろうな。

 

佇まいも雰囲気があって、オシャレだった。ジーンズをロールアップした時のソックスの色とスニーカーの配色がクールでした。たぶん部屋に写真集とかいっぱいあるんだろうなぁと妄想してしまった。

 

この写真好きお父さん、見た目以外も素敵だった。とにかく写真の撮り方が自然でよかった。一言もお子さんに指示とか出さず淡々と遊ぶ様子を撮り続けていた。かと言って撮影に夢中になるわけでもなく、お子さんともコミュニケーションを怠らず、撮影からスッと切り替えて一緒に遊んだりしていた。手練れだな。

今日は僕と子ども二人の編成だったので、カメラは持ってきていない。どうしてもファインダーを覗くと周りが見えなくなるので、僕以外にもう一人、大人の目がない時はカメラは持ち出さないと決めている。自分の性格上、写真に夢中になって子どものピンチを見落とす恐れがある。親としての責任が取れてはじめて写真を撮るべきだ、僕の場合は。子の危機察知能力と僕の親としての度量よ、育て。

 

今日見かけたお父さんの所はお子さんがうちよりも大きかったから、ある程度余裕を持って撮れていたのかも知れないなぁ。いずれにしても、あの方は子どもが大きかろうが小さかろうが、いい写真を撮るし親としての責任も取ってみせる人なんだろうな。あのお父さんに、グッドフォトグラファーザー賞を授与したい。