朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

いいぞボタン

子どもたちのクツを洗うのは金曜か土曜。僕が役目を果たしてさえいれば子どもたちはピカピカのクツで日曜日を過ごす。

 

 

待ってぇぇぇー!と言いつつカメラを構えているので、もう覚悟はできている。ちょっと波紋がきれいだし、汚れたら自分が洗うからまぁいっかと思って撮った。

どうしてこの写真を撮ろうと思ったのかと聞かれたら、「ちょっと波紋がきれいだし、汚れたら自分が洗うからまぁいっかと思ったから」と答えるかも知れない。けれど、実際この光景を撮った瞬間はそんなこと考えている時間はなかったし、その瞬間何を思っていたかすら覚えていない。感覚的に「いいぞ」と思ったから撮ったのだと思う。

つい「いいね」が目立つ昨今だけれど、自分自身がこれがいいんだと自信をもって「いいぞ」と推せるものがあってもいいぞ。

暮らしの中で僕の目に飛び込んでくる光景は、何かのキッカケで写真として残ることになる。光や環境、それに心情などの条件が重なって撮る時もあるし、もっと反射的に撮るときもある。そのキッカケの正体はコレだと一つに断定できるものではないと思う。

逆光、光に透ける髪、石の艶、こどもたち。こういうモノが僕のいいぞボタンを押し、僕はシャッターを切る。今日は日曜らしく自由に遊ぶ子どもたちを気ままに撮ることができた。いいぞ。