朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

年の瀬に漂う

街に漂う年の瀬の空気。いつもの時間の流れと切り離されて、この数日だけ宙に浮かんでいるような時間の感覚がある。

人の気配だけが残ったような街の夕暮れを撮ったり、実家へと向かうであろう車の列を歩道橋の上から見送りながら、年の瀬の流れに身をまかせている。

今年は、その”年の瀬”の始まりが少し遅かったように思う。仕事を納めた今日、やっとそれを感じた。きっかけになったのは、外から聞こえたカンカーンという消防車の鐘の音。子どもたちを寝かしつけて、一息ついたところで聞こえてきた。そうか、そんな時季か、と急に頭の中に年の瀬という文字が浮かび、いつもとは違う時間の流れの中にいることに気付いたような感覚だった。

今年はどんな1年だっただろう。年始に掲げたであろう目標がなんだったのか自力では思い出せない。僕のことだから重圧に感じるような目標を立てやしない。たのしく~とかそんな感じだろう。それでいくと楽しいことがあったから目標達成。それでいい。

 

明日は餅をつきに義実家へ行く。ちょっと早起きしなくちゃいけないけれど、あと少しだけ年の瀬の、この夜の流れに漂っていたい。