朝焼け3.7

目の届く範囲の、日記みたいな写真を撮っています。

令和竹取物語-冬編

野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使いけり―2024冬。

 

nr-photo.hatenablog.jp

これの冬編です。今回もじぃじと孫のコンビが竹で何かを作ってやろうと企んでいる。

 

まずは野山にまじります。前回の夏編にくらべて、周りの色合いがずいぶん変わっている。

 

夕日を浴びて竹がきれいに光っていた。かぐや姫が入っていた竹もあんな感じに光ってたのかもと平安の世に思いを馳せる。

 

使い方に手こずりながらも、一生懸命にノコギリを挽く。少し時間はかかったけど、最後までやりきった。息子はこういう作業というか仕事が好きで、よく両家のじぃじの仕事場に行っては何かしら習得してくる。いわゆる「お手伝い」になるのかどうか分からないけれど、本人は手伝いとか遊びとかの括りで考えてなくて、楽しくてしょうがないからやっているのがよく分かる。

取り組む上での真剣さに楽しさが伴うものだからのめり込めるし、身になることが多いんだろうな。真剣に、楽しめるもの。息子や娘が夢中になるものが最近増えていっている。楽しそうで何よりだなぁ。

 

 

 

夕日が山の向こうに沈む前、オレンジ色の光がひときわ強くなったように感じた。

いい雰囲気というか、佇まいが恰好いい。お義父さんは人たらしでもあるので、僕はかなり懐いています。

 


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切った竹をお義父さんの仕事場へ運び加工する。仕事場には色々な道具が所せましと置かれているけれど、秩序を感じる。僕の場合、職場のデスクは混沌としている。ないものを持ってる所に憧れてしまう。

 

お義父さんが機械を動かし始めると、息子もどこからか道具を持ってきてトンカントンカンやり始める。

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無事に制作物が完成。火に当たりながら他愛のないやり取り。いい時間が流れていた。

 

今回二人が作ったのは門松。これは仕事ではなく趣味らしい。粋だよなぁ、趣味が門松作りなんて。趣味で門松を作る人は、僕の周りにはお義父さんしかいない。おめでたい人なんです。